[1-2:環境構築]UbuntuとWindows10のデュアルブート設定
実行・開発環境を整えるのにWindowsだと色々面倒が多そうなのでLinuxをメインで使うことにした。
ディストリビューションはWeb上に最も情報が多そうなUbuntu 14.04LTSを選択。
デュアルブート設定の大まかな流れは下記ページを参考にさせて頂きました。
https://www.abten.net/2015/05/444/
主なハードスペックは以下の通り。
【 CPU 】インテル(R) Core(TM) i5-6500
【 メモリ 】8GB メモリ [ 4GB×2 (DDR3L SDRAM PC3-12800) デュアルチャネル ]
【 SSD 】240GB SSD (6Gb/s対応)
【 HDD 】1TB 7200rpm (6Gbps対応)
【 GPU 】NVIDIA(R) GeForce(R) GTX950 / 2GB ( DisplayPort×3 / DVI-I )
[1.Windows10のパーティション変更]
参考ページに従って、以下の手順でパーティション設定を変更した。
- スタートメニューを右クリックして「コントロールパネル」を選択。
- 「システムとセキュリティ」⇒「管理ツール」を順に開く。
- 「コンピュータの管理」を右クリックして「管理者として実行」をクリックする。
- 「ディスクの管理」を選択し、Windows領域を右クリックして「ボリュームの縮小」を選択。
SSD256GB, HDD1TBの構成なので、以下のように変更した。
・Windows OS領域(Cドライブ):SSD 256GB → 130GB
・Windows データ領域(Dドライブ):HDD 1TB → 500GB
減らした領域はこの段階で空き領域として表示される。
[2.Ubuntuディスク作成]
下記ページから「ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso(ISOイメージ)」をダウンロードし、イメージディスク作成。
[3.BIOS設定をCDブートに変更]
CDを入れた状態で再起動し、メーカーロゴが出ている時にF2キーを押して、BIOSへ。
BOOTタブの「FIXED BOOT ORDER Priorites」の欄の順序をCD/DVDが一番上に来るように変更し、設定保存して終了するとUbuntuディスクから起動してくれる。
[4.Ubuntuディスク起動]
ここで少しハマった。
ブートローダ画面で「Try Ubuntu with out installing」を選択するが、画面が真っ黒になり、一向に何も表示されない。
どうやらGPUが原因のようで以下の手順を行うと無事に先に進めた。
- ブートローダ画面で「Try Ubuntu with out installing」を選んだ状態で「e」キーを押下
- 下記の画面が表示されるので、「quiet splash」の後ろに「nomodeset」を追記
- F10キーを押下
[5.Ubuntuインストール]
無事にUbuntuのデスクトップが表示される。
下図のように解像度が変だが、これは後でNVIDIAのドライバを入れると改善されるので、ここでは無視。
参考ページのStep3に従って下記の手順でインストールを行った。
- Ubuntu14.04LTSのインストールをダブルクリック
- 言語で「日本語」を選択し、「続ける」クリック
- インストールの種類画面で「それ以外」を選択し、「続ける」クリック
- パーティション設定画面ではsda(SSD領域)に/boot, /, linux-swapを設定。
- ロケーション「Tokyo」、キーボード「日本語」を選択し、ユーザ名を設定して再起動。
パーティションはSSDの空き領域のsdaを選択し、下記を追加。HDD(sdb)はそのまま放置。
マウントポイント | 利用方法 | 容量 |
/boot | ext4 | 256MB |
/ | ext4 | 残りの全領域 |
linux-swap | スワップ領域 | 2048MB |
[6.インストール後の起動]
今回の環境では再起動するとWindowsが起動してしまった。そこで一旦再起動してBIOS画面に入った。
BOOTタブの「UEFI Hard Disk Drive Priorities」を選択すると、下記画面が表示されるので
「Ubuntu・・」が上に来るようにする。これで設定保存で終了すると、ブートローダ画面へ進むようになった。
しかし、ブートローダ画面でUbuntuを選択するも再び黒画面。
4.でやったのと同じように「nomodeset」追記(下図)でようやく無事に起動し、デュアルブート完成!