[1-4:環境構築]Chainerインストール
ようやく本題のChainerのインストールまで来た。Chainerの公式ページを参考に行いました。
http://docs.chainer.org/en/stable/install.html
主なマシン環境は以下の通り。
【 CPU 】インテル(R) Core(TM) i5-6500 【 メモリ 】8GB メモリ
【 GPU 】NVIDIA(R) GTX950 【 OS 】Ubuntu 14.04LTS
【 CUDA 】release 7.5, V7.5.17 【 NVIDIAドライバ 】 UNIX x86_64 Kernel Module 352.63
[1.Pythonのバージョン確認]
公式ページによるとChainerはPython2.7.6以上, 3.4.3以上, 3.5.1以上に対応している。Ubuntuに元々入っているPythonのバージョンを確認。バージョン2.7.6なのでこのままでOK。
$ python -V Python 2.7.6
[2.pipのインストール]
Chainerのインストールはpipがあれば一発なのでまずpipをインストール
$ sudo apt-get install python-pip
[3.Chainerインストール]
あとは下記コマンドを実行するだけでOK。$ pip install chainer
公式ページにはCUDAをデフォルト以外のディレクトリにインストールした場合は、パスを通すように書いてある(下記記述)。
今回はデフォルトディレクトリ(/usr/local/cuda)にインストールしているので不要。
If you installed CUDA into a non-default directory, you need to specify the directory with CUDA_PATH environment variable:
もし、デフォルト以外のディレクトリにインストールした場合は、CUDA_PATHでディレクトリを指定する必要がある。
$ CUDA_PATH=インストールディレクトリ名 pip install chainer
[4.サンプル動作確認]
githubからChainerのサンプルプログラムをダウンロード・解凍し、手書き数字データMNISTの学習を行うサンプルコードを実行する。GPUで実行する場合は「-g 0」オプションを付ける必要がある。
wget https://github.com/pfnet/chainer/archive/v1.11.0.tar.gz tar xzf v1.11.0.tar.gz cd chainer-1.11.0/examples/mnist/ python ./train_mnist.py -g 0
下記のように学習回数ごとのErrorとAccuracyが表示されればOK。 GPUを使えば3分かからずに学習終了する。
GPU: 0 # unit: 1000 # Minibatch-size: 100 # epoch: 20 /usr/local/lib/python2.7/dist-packages/chainer/cuda.py:87: UserWarning: cuDNN is not enabled. Please reinstall chainer after you install cudnn (see https://github.com/pfnet/chainer#installation). 'cuDNN is not enabled.\n' epoch main/loss validation/main/loss main/accuracy validation/main/accuracy 1 0.191145 0.0985625 0.943117 0.9694 2 0.0717884 0.0849024 0.976915 0.9742
「UserWarning: cuDNN is not enabled.」の警告はcuDNNを使わないなら無視してOK。
これで必須の環境構築は完了。次回からはDeep Learningらしいことをやっていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿